ハンガリアン記法(hungarian notation)とは

ハンガリアン記法とは、変数の先頭や末尾に特別な識別子を付けて、他の人がその変数を見たときにデータ型や使用方法・スコープなどを分かりやすくするための記法です。
 
C言語のポインタを「p」または「lp」から始める、文字列を「s」から始めるなどが有名ですが、私はこれほどプログラマに嫌われている記法を見たことがありません。
 
理由はシンプルに「型が変わった場合に変数名を全部直さなきゃならないから」につきると思います。
 
今でこそVisual Studioのリファクタ機能で一括置換が可能ですが、当時は「変数名を変える」⇒「ビルド」⇒「エラーになったところを全部直す」という手順を踏まなければならず、コアとなる変数名が変わったりしたものなら居室のあちこちから阿鼻叫喚が聞こえることも珍しくありませんでした。
 
そんな悪名高いハンガリアン記法ですが、設計時点では有用です。たとえば「これはテキストボックスだよ」を表現するときには「txt」を先頭に付ける、ボタンの場合は「btn」を付けるなどのルールを決めておけば、プログラマが迷うことはありません。
 
このサイトでは、プレフィックスやサフィックスに識別子を指定すると、ハンガリアン記法の変数名を簡単に作れます。
 
 
例:プレフィックスに「txt」を指定した場合
 
 
「電話番号(でんわ ばんごう)」⇒「txtDenwaBango」
 
 
例:サフィックスに「Text」を指定した場合
 
 
「電話番号(でんわ ばんごう)」⇒「DenwaBangoText」

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